ノロ騒動中期

mizunox2004-05-24

 まずおれがやったことは保健所に電話をかけることであった。こっちが丁寧に聞いているのにやたらもう終わった話らしく扱うので、かなりうざかった。かなりけんかしてしまった。あげくの果てに担当者ではないので詳しいことはわからないとか言いよる。「(おまえで対応できたら済まそうとしてたんかい!)」とかなりむかついたから、「詳しい人におれの携帯に電話してきてくれ!!」と怒りながら切った。
 しばらくして電話がかかってきたがやたらいきなり態度が悪い。かなりまたけんかしながら聞きまくった。ここで保健所の結論の理由がわかった。
「まずノロウィルスが厨房の冷凍庫の取っ手、調理師2名、発病者の便からでたことは事実。しかし、ノロウィルスの特性として、感染ルートの特定は難しい。厨房から食べ物に入りそれが蔓延したとは言えない。旅館のほかの場所で集団生活上感染したものかもしれない。例えば、風呂、個室等。」
「じゃあなぜほかの場所は調べていないのか?もし感染ルートを調べるならば、厨房以外の場所や発病者以外の便も調べるべきではないのか?」
「それは通常の食中毒検査をしたから、保健所に落ち度はない。ほかの県でも、このような集団食中毒の疑いがある場合には今回にような検査しかしない。」
「ではノロウィルスという菌である以上、食中毒とは言えないのか?」
「断定できません。」
 ここでいうノロウィルスの特性とは、例えばサルモネラ菌であったとすると、食べ物についていたら食べ物内で菌が増殖して、それがお腹に入ると発病する。しかしノロは食べ物では増殖しない。人体に入りお腹の中で増殖するとのこと。だから菌がどこで人体に入ったかはわからないし、集団生活の中で階段の手すりについていてそれから感染した可能性もあるとのこと。じゃあ食品サンプルの検査はしたのか?条例で調理食の保管が義務づけられている。「何人以上の食事を作る時は何時間以上その調理食を保管しなければならない」とその都道府県で決まっている。今回旅館側はそのサンプルを残していなかった。そのことについて保健所に旅館への指導はないのか?と聞くと行政処分はないとのこと、注意は促したらしい。では一番の疑問点の集団感染の事実はどう説明するのか?ノロウィルスの発症時間は24〜48時間。その期間、私たちは合宿中であり、旅館内で過ごしている。15人もの人間が同じ発病時間でそれも一緒にいる場面は風呂でも部屋でもなく、食事の時だけである。そのことについては?
「しかし、女性は発病していなかったこと。もし食事ならばもっとたくさんの人が発病する。だから断定できない。」
 同時期に55人中『15人も』感染している。しかも2日目からの参加者は発病していない。発病者以外の便は調べていないので、発病はしていないかもしれないけれど、保有している可能性もあるっしょ!!ってなもんだ!
「今回の件について集団食中毒ではないと100%断言できるんですか?可能性は高くないのですか?」
「いや、その可能性は高いと思います・・・。」
「可能性は高いんですね?」
「いや・・・だから断定はできません!!今回は通常処理をしてそうゆう結果がでたんです。」
「じゃあ もう一回会議にかけてその可能性を洗って話し合ってくださいよ!!」
「それはできません。今回はこのような結論に達したため時間も経っているためそれはできません。」
 もうこれ以上は保健所に異議・申し立てをするしかないかと思い、今の段階では保健所から回答はくつがえらない。病院、旅館、保健所がすべて町営でああることもひっかかる。旅館側はおれらが帰った日の翌日から自主的に一週間営業を見合わせていたらしいが。
 で今度はことの真相を確かめるためにちひろと旅行会社へ行った。うちのサークルの担当の人と話をして、その時次長さんはいなかったので、「まず5万円の見舞金が支払われた理由は?」「紹介する側の旅行会社と紹介される側の旅館側で私達に対してなにか裏で今回の件を小さく収めようとする意図はなかったかと?」「私達は支配人のうそに対して信用を失っている。あの詫び状の文章は返って怒りを買う。」「今回の件に関して旅行会社はなにか保証はないのか?」「保健所の結論に疑問点があり、私たちの見解からこれから旅館側と話し合っていくが、旅行会社としてどのような立場をとってくれるか?」「集団で発病し、苦しい思いをしたし、サークル活動に足止めをくらった。」このようなことを次長さんへ伝えてもらうことにした。