ノロ騒動前期

mizunox2004-05-23

 3月17日の追い出しコンパに行くとあいかちゃんから「みずのっくす先輩、ノロウィルスが検出されました。潜伏期間は1週間なんで明日までです。コンパの前に手洗いうがいしてきてください!」と告げられ、みんながかかっていた症状はノロウィルスによるものだということ。「このやろ〜ノロめ!おれらをあんな目に遭わせやがって!!」
まあおれの場合は帰ってからヤクルトで退治したからもう潜伏していないはず。合宿帰ってからは2〜3日は熱っぽくて体調もすぐれなかった。帰ってからも熱が続いたり、冷や汗いっぱいかいたり大変やった人もいる。「そうか〜これから保証とかの面でどうなるか、また言ってなぁ〜!おれも力になるから!」と言っていたけど実際はこれからノロ騒動終結の5月22日まで長期に及ぶことになるとはこのときは思わなかった。
 ここからはおれの覚えている範囲で終結への一連の流れを説明します。ちょっと間違いとかおれの主観が入るとは思うけど・・・。
 今回の検査結果で合宿係のあいかちゃんは保健所から「ノロウィルスが検出されたけど、それが集団食中毒であるとは断定できない」という報告を受けた。まあ保健所から出た結論なのでこれにしたがうのは筋かもしれない。
 その後、合宿係あいかちゃん、副会長てっちゃん、会長さっくんと、今回の旅館側の支配人と、おれらのサークルに旅館を紹介した旅行会社の担当者とその上司の次長さんの6人で話し合いの席が設けられた。その席で、旅館側から五万円の見舞い金が支払われた。保健所の結論から治療費の6万7千円以上の額を支払うと食中毒を出したことを認めることになる、とのこと。その時、支配人の説明では厨房からはノロウィルスは出ていないと言っていた。見舞金5万円と旅行会社からは救急箱セットをもらった。
 旅行会社はその時点では保健所の検査結果を保健所から直接聞いていなかった。その後、うちらの要望もあり、直接電話で話したらしい。すると厨房の冷凍庫の取っ手と調理師二人からノロウィルスが検出されていたとのこと。そこで厨房からノロウィルスが検出されていた事実をあいかちゃんたちは知る。そのことについて旅行会社の次長さんは支配人へ抗議の電話をいれた。
 その辺りであいかちゃんからおれに電話があった。「いろいろ問題がややこしくなりなんか大人の勢いに押されてしまっているみたい」とのこと。話を聞き、おれも参加した。ほんとのとこ、ノロウィルスのかかった人物が動かないで、合宿係や会長、副会長まかせにしていること事体がそもそも間違いである。
 その後、厨房からノロウィルスが出ていないという虚言について、旅館の支配人から、こんな文章があいかちゃんに届いた。
『前略 先日は大変不愉快な想いをさせるような結果になりまして誠に申し訳ございませんでした。年齢を経るにしたがい、自分を守るというか、自分の都合の良い様に瞬時に考えてしまう自己中心的な性格になっていたのだと思います。 私も皆さんのように学生の時は嘘を言うのも嫌だし、嘘をつかれるのも嫌で真っすぐに向き合っていました。又、それを信条としてました。正直申し上げて皆さんの方より指摘された事に対して人間として非常に恥ずかしく思います。お陰様にて目覚めさせていただきました。今日よりはもう一度真正面から物事をとらえて行く事に決心しました。今回の件につきまして心よりお詫び申し上げると共に「正直に生きなければ」ということを改めて思い起こさせていただいた事に深く感謝致します。もうお会いする事もないでしょうが、合宿係さん始め幹部の方々及びクラブの方々のご活躍をお祈り致します。』
 とのこと。まあ話をここで終わらされているみたいやし、自分の名前をいれずに送ってきたらしい。