そんなところに

 去年の11月の初め、夕方ガソスタでアルバイトをしていると、ランクルという車が入ってきて、「おにいちゃん!なんか車の下からミャ−ミャー鳴き声がするんや〜みてくれへんか〜?」と言われたので、「あっ、はいはい。」と後輩のじゅんと車の下にもぐると、なんとガソリンタンクの上に小さな子猫がミャ−ミャーゆっているんです。めちゃかわいい!手を伸ばしてとって、車のおじさんにわたすと、ガブッと噛んで洗車機の下に逃げ込みました。捜してもみつからず、お客さんが増えてきたのでしかたなく接客をしていました。僕が退勤の時間になったのでもう一回捜しに行くと、かすかにまだ洗車機の下からミャ−ミャ−鳴く声が聞こえたので、濡れながら引っ張り出しました。もうドロだらけやけどほんまかわいいくてブルブル震えながら、フーフー威嚇してきました。ほっといてもカラスとかにやられたり、弱っているのでご飯も食べれないと思い、持って帰って家で飼うことにしました。京都では僕は家を開けたり、ばあさんがおるし、実家の親元に引き渡しました。
 ガソリンタンクの上にいたんで、オスやしタンクという名前を付けました。でもいまではタックやらたっくんと呼んでいます。その車は名神高速を通ってきたらしく、どこから来たかわからないけどたっくんはつかまりながら寒さに耐え、すごい長旅をしてきたみたいです☆