読書感想文

mizunox2004-01-31

 第130回芥川賞受賞作品のいま話題の19才綿矢りさ蹴りたい背中』と20才金原ひとみ蛇にピアス』を読み終わりました。
 蹴りたい背中は、主人公は悪い子ちゃんです。
 蛇にピアスは、エロ小説です。
 確かに二人とも若くてこんな小説が書けるのは素晴らしいと思うし、まあ現代の若者のなに考えているかわからん感が一つのテーマであったと思います。おれら話はわかるけど、年配の人が読むと何書いてるかわからん。現代を著す作品として評価されたとは思うけど・・・。
 蹴りたい背中はかなりのひねくれぶり。なんでもかんでも心の中で無駄な深追いをして文句をつけて、勝手に相手という人物を作り上げてしまう。蛇にピアスはマゾ、サドを存分に表現して、愛と孤独?!みたいなものを模索している感じです。若いからってゆう怖い者知らずの調子乗りみたいな話ですなぁ。共感はまったくなかった。
 芥川賞をとった作品ですが、なんか若者の断片を映したみたいでさみしい気がしました。文学的には優れているのは確かにすごいと思います。
 話は変わりますが、けっこう芸能人のエッセイとかって意味わからんことをそれとなしに適当に表現して、なんかうまくまとめる感がいやです。ファンならいいけどファンじゃないならこいつはなにを言ってるんや〜!?って思います。
 読み物でおもしろいのは論文みたいな真実に基づいた歴史や事柄は読んでて、作者の意見の反映も強いけど納得みたいなものがあります。文学小説やエッセイよりもかなり好きかなぁ。ほんまに空想世界の小説はナイス!漫画と雑誌は見ていてすげえおもしろい!あと新聞は昔は全然読んでいなかったけどいまは毎日の楽しみです。特に夕刊は心温まる話とか載っていて好きです。情報操作とかあって真実をちゃんと読まなければならないといいますが、けっこう家で読んでいる新聞も良いし、出掛け先で読むほかの紙もおもしろい。
 みずのっくすはおれの独壇場かしら。まあこれは真実を追究しています☆