若者に絡まれるおやじ

 意味わからんと、いきなり若者に絡まれたり、怒鳴られたりするおやじ。若者が恐いという時代ではあるだけに、日ごろのストレスやらまじめに毎日暮らしているのに、そんな目にあって苦笑いで謝ったりするかもしれない。でもほんま悔しいと思う。あとでなんかゴミ箱蹴っ飛ばすかもしれない。ほんでまたゴミ箱を片付けている。すごいかっこいいとおれは思うよ。言い返せない自分に腹が立ち、情けないとか思うかもしれないけど、事を穏便に、感情を押し殺して煮え返る腹を我慢する姿は尊敬できる。結局、その場を防いだのはそのおやじであるし、事が発展すれば警察沙汰になったり、怪我をしてしまう可能性もある。その若者も救い、おおきくいえばおやじの家族も守ったんだと思う。おっさんのプライドはズタズタになったかもやけど、でも自分が抑えたものは立派なプライドだ。